外構をやってない家のデメリットや最低限の外構・費用を抑える方法を紹介！

新築の家が完成！でも、「予算が足りなくて外構は後回し…」「外構って本当に必要？」と考えている方もいるかもしれません。外構工事をしないまま放置すると見た目の問題だけでなく、防犯面やご近所付き合いにも影響が出る可能性があります。

この記事では、外構工事をしないことによるデメリット、新築時に最低限やっておきたい外構工事の内容、気になる費用を抑えるコツまで詳しく解説します。

本記事を読めば、外構工事の重要性を理解し、効果的な計画を立てられます。外構工事は家の完成度を高める重要な要素です。家族の意見や周囲の状況も考慮しながら、計画的に進めましょう。

外構工事を検討する方は【PR】タウンライフ外構のような外構一括見積もりサイトで比較するのがオススメです。無料で見積もりとプロの提案が受けられます。

外構をやっていない家の3つの理由

外構をやっていない家の理由は、以下のとおりです。

予算不足

新築直後は住宅ローンや家具購入で出費がかさみ、外構まで予算が回らないことが多いです。最低限の外構なら20〜50万円程度から整備可能。段階的な計画がカギです。

外構工事は住宅ローンに組み込めないケースが多いため、事前に外構専用の予算を確保しておくことが重要です。まずは予算内でできることを検討し、将来的な計画を立てましょう。

外構の必要性を感じていないから

外構の重要性を十分に理解していないと、外構の必要性を感じないと思ってしまいます。家の完成で満足してしまっていて、外構がなくても生活に支障がないと思っている場合がよくあります。外構は単なる見た目の問題ではありません。

業者が見つからないか工事待ちだから

外構工事を依頼したくても、業者が見つからなかったり、工事待ちだったりする場合もあります。信頼できる業者を、探すためには時間がかかります。地域によっては外構工事業者が少なく、工事の依頼が集中して、希望する時期に工事ができません。

複数の業者に問い合わせたり、外構一括見積もりサイトを活用したりすれば、良い業者を見つけられます。工事待ちの場合は、早めに予約を入れましょう。

外構をやっていない家の5つのデメリット

外構をしていない家には、以下のデメリットがあります。

外構工事は生活の質や家の価値に大きく影響するため、計画性が重要です。予算や優先順位を考慮しながら、外構を整備しましょう。

見栄えが悪くなる

外構をやっていない家は、見た目が整っていないため、全体的な印象が悪くなります。未整備の駐車場や植栽などの緑の不足が原因で、建物との調和が取れません。雑草や土埃が目立つと荒れた印象を与えます。

雑草が生え放題で、駐車場が土や砂利のままだと「未完成の家」という印象に。美観が損なわれ、周囲からの印象も良くありません。夜間は照明設備が不十分なため、暗く寂しい印象を与えてしまいます。

住宅のデザインにこだわっていても、外構が手付かずでは全体の完成度が台無しになってしまいます。住宅展示場のように“トータルコーディネート”された外構を意識するだけで、印象が格段に変わります。

プライバシーの確保が難しくなる

外構工事をやっていないと、プライバシーの確保が難しくなります。フェンスや植栽がないと、道路や隣家からの視線が気になります。リビングのカーテンをずっと閉めっぱなし、庭でくつろげない…なんてことにも。

外部の視線を気にせずにカーテンを開けたり、庭でゆったり過ごしたりするには外構工事が欠かせません。

防犯対策が不十分になる

外構をやっていない家では、防犯面で大きなリスクを抱えることになります。敷地内と外部の境界が曖昧になり、空き巣などの侵入者にとって「入りやすい家」と見なされやすくなるためです。

特に以下のような状況が、防犯性の低下につながります。

• 敷地境界にフェンスや門扉がない：通行人が自由に敷地内に入り込める状況は、防犯上非常に危険です。見知らぬ人が敷地内を歩いても不自然に見えず、不審者にとっては好都合な環境です。
• 夜間でも暗いままの玄関まわり：外構工事で照明やセンサーライトを設置していない場合、夜になると死角が多くなり、侵入者にとって活動しやすい状態になります。
• 植栽や物置などが目隠しになる：無計画に配置された植栽や物置は、侵入者が隠れるスペースになってしまうことがあります。

防犯性を高めるためには、敷地の境界を明確に区切るフェンスや門柱、防犯砂利、センサーライト、カメラ付きインターホンなどを活用する外構計画が重要です。

実際に、警察庁が発表している「侵入犯罪の手口」でも、「無施錠の窓や玄関」「人目に付きにくい場所からの侵入」が多いことが明らかになっており、物理的なバリアを設けることが有効な抑止力になります。

外構は見た目の美しさだけでなく、家族の安全を守るためにも大切な要素です。「何もしていないからこそ狙われる」前に、防犯性を考慮した外構整備を行いましょう。

ぬかるみや泥跳ねが発生する

外構工事をしていない家では、雨が降ると庭や敷地内に水たまりができるため、以下の問題が発生します。

車や人が通ると泥が跳ねて周囲が汚れたり、泥や水が家の中に持ち込まれたりします。地面が不安定で歩きにくく、転倒の危険性も高まるため、注意が必要です。雑草も生え、虫や害虫が発生しやすい環境になるので、衛生面でも問題があります。近隣に泥や水が飛び散ると、トラブルの原因になりかねません。

近隣住民とトラブルになる

外構をやっていない家は、生活環境や景観に悪影響を与えるため、近隣住民とのトラブルになりやすい傾向です。

雑草が多く生えて隣地との境界が不明確になったり、雨水や砂埃などで汚れたりするなどの問題が発生することも。家の周りが乱雑になると、地域全体の景観を損ね、近隣との良好な関係を築くうえで大きな障害となります。

最低限やっておきたい外構工事

新築の家を快適に使用するには、以下の最低限の外構工事が欠かせません。

最低限の外構工事で生活の利便性を向上させ、プライバシーや防犯面も整えましょう。

駐車場とアプローチの整備

駐車場とアプローチの整備は、快適な生活と安全性を確保するために欠かせない要素です。新築の家を計画するうえで、適切な整備が必要になります。駐車場の舗装はコンクリート、単粒砕石、天然石などの素材から選べます。雨の日でも使いやすく、メンテナンスがしやすい素材を選びましょう。駐車スペースやアプローチの幅、動線にも気を配りましょう。

隣地との境界のフェンス設置

フェンスを設置すると隣地との堺が明確になるうえ、プライバシーの確保や防犯効果の向上など、多くのメリットがあります。フェンスを設置するときは、隣家との関係を良好に保つために、事前の相談が必要です。建築基準法や地域の条例を確認し、適切な材質や高さを選びましょう。

ポストや表札、インターフォンの設置

ポストや表札、インターフォンを設置すると、以下の3点がスムーズです。

道路から見えやすい位置を意識して、防水性や耐久性を検討しつつ、気に入ったデザインや素材を選びましょう。ポストは郵便物を安全に受け取るために欠かせません。盗難防止機能付きの製品を選ぶと、セキュリティ面でより安心です。表札は、住所や居住者を明示するために重要なアイテムです。

インターフォンは、来訪者の対応や防犯対策に役立ちます。適切な照明を設置すれば、夜間の防犯効果の向上が可能です。

雑草対策と土の整備

雑草対策と土の整備は、美しい庭づくりの基礎となる重要な作業です。適切な対策により、手入れが楽で見栄えの良い庭を長期的に維持できます。効果的な雑草対策には、防草シートの敷設や防草砂利の敷き詰め、定期的な除草剤の散布が効果的です。雑草が生えにくい植栽の選定と配置も対策の一つです。

植物の健康な成長を促し、庭全体の美観を向上させるには、土の整備も忘れてはいけません。地面の凹凸の調整や、排水性を考慮して、定期的に土を入れ替えましょう。

外構をやっていない家のビフォーアフター比較

「外構をやっていない家」と「外構を整えた家」では、見た目や生活の質に大きな差が生まれます。以下のイメージをご覧ください。

手付かずの土のまま外構が大変身！安全性とデザインを両立

• Before： 敷地全体が土のままで、玄関までの導線がなく、雨の日には泥が跳ねて靴や玄関が汚れがち。雑草も生えやすく、手入れの負担が大きい状態でした。
• After： 土の代わりに天然芝を敷き詰め、玄関までのアプローチにはコンクリート製のレンガを使用。さらに低木や中木などの植栽を配置して、視覚的にも落ち着いた雰囲気に。雨の日でも足元が汚れにくくなり、見た目も清潔感があり印象が一新されました。

手付かずの土から劇的改善！ポールライトと植栽で機能美を両立

• Before： 敷地全体が手付かずの土の状態で、玄関までのアクセスもはっきりせず、夜間は暗く不安な印象。訪れる人にとってもどこを歩けば良いかわかりにくく、足元も危険な状態でした。
• After： アプローチには平板を敷き、段差部分には階段を設置。さらに下草で植栽を整え、ポールライトを複数配置することで、昼間も夜も安心して歩ける空間に。視線の誘導が生まれ、家の印象が洗練されて見えるようになりました。

門まわりを整えて印象一新！天然石アプローチとライトアップで高級感アップ

• Before： 敷地の入口は手付かずの土のままで、門まわりが不明瞭。日が落ちると暗く、帰宅時や来客時にも不便さが目立つ状態でした。
• After： 門柱と門扉を新設し、アプローチには天然石を敷き詰めて上質な質感を演出。下草や植栽をバランスよく配置し、ポールライトで植栽をライトアップ。昼夜問わず明るく華やかな雰囲気に生まれ変わりました。

門まわりを整えることで家全体の“格”が上がり、防犯性・機能性・デザイン性をすべて高めることができます。

このように、最低限の外構を整えるだけでも、住宅全体の印象が劇的に変わります。

外構工事を計画するメリット

外構工事には以下のメリットがあります。

新築の家を建てるときに外構工事も一緒に考え、より快適で魅力的な住まいを実現しましょう。

敷地を効率良く使える

タイルデッキやウッドデッキを設けることで、庭や外空間を活かせます。庭の有効活用や駐車スペースの最適化をすると、限られた敷地面積を最大限に活用し、快適な屋外空間が作れます。

収納や物置を効果的に配置すると、家族の生活スタイルに合わせたレイアウトが可能です。特に共働き世帯では外構次第で家事動線が大きく変わります。

日当たりや風通しを考慮した配置で、より快適な空間になります。プライバシーの確保も忘れずに、開放感のある空間づくりを心がけましょう。

外構と建物の一体感を実現できる

外構と建物の一体感を実現して統一感のあるデザインにすれば、住まい全体の美しさと快適さが向上します。外壁の色や素材に合わせた門柱やタイルを取り入れることで、「デザイナーズ住宅」のような仕上がりに。照明や植栽によっても建物の雰囲気が際立ちます。

窓からの景観を考慮して外構をデザインすると、室内からの眺めも楽しめます。建物と外構との一体的な照明計画は、夜間の雰囲気づくりにも有効です。

外構工事の予算をしっかり確保できる

外構工事の予算確保は、新築の家を計画するうえで重要です。予算を適切に確保できれば、理想的な外構を実現できます。家の建築費用と同時に外構工事の予算も計画し、必要な外構工事の全体像を把握しましょう。家の建築と同時に外構工事の予算を計画すると、総合的な視点から資金管理ができます。

予算が足りないからといって外構工事を後回しにすると、後々問題が生じます。外構工事の優先順位を考慮したうえでの、段階的な実施計画も効果的です。将来の改修や拡張を見据えた予算設定により、長期的な視点から外構工事を計画できます。

外構工事の費用を抑える4つのコツ

外構工事の費用を抑えるには、以下の方法が効果的です。

費用を抑える方法を組み合わせて、予算内で理想の外構を実現しましょう。

工事箇所を厳選する

外構工事の費用を抑えるには、工事箇所の厳選が重要です。必要最低限の箇所に絞れば、予算を効果的に使えます。駐車場やアプローチ、フェンスなど、日常生活に直接影響する重要な部分を優先的に考えましょう。優先順位をつけて段階的に工事をすれば、費用を分散させられます。

将来的な拡張や変更を考慮したシンプルな設計にすると、後々の追加工事の費用も抑えられます。

シンプルなデザインを選ぶ

外構工事の費用を抑えるためには、シンプルなデザインの選択が効果的です。装飾的な要素を最小限に抑え、直線的なデザインを採用すれば、工事にかかる手間と費用を大幅に削減できます。単色や少ない色数にして複雑な形状や曲線を避け、汎用性の高い素材に絞りましょう。

シンプルなデザインは、メンテナンスが容易になるメリットもあります。カーブや斜めなどの特殊な加工や仕上げを控えると、長期的な維持費用も抑えられます。一方で、シンプルすぎると味気ない印象になるので、バランスを考えながら選びましょう。

複数の業者の見積もりを比較する

複数の業者への見積もりによる比較は、適正価格で質の高い外構工事を実現するために欠かせません。最低でも3社以上の業者から見積もりを取りましょう。見積もりを比較するときは、単に金額だけでなく、以下の点にも注意を払います。

見積もり内容に不明な点があれば質問します。追加工事や変更の可能性も考慮に入れた比較が大切です。価格差がある場合は、理由をしっかり確認してください。安さだけで判断せず、工事や材料の質、業者の信頼性も重視しましょう。

外構工事を検討する方は【PR】タウンライフ外構のような外構一括見積もりサイトで比較するのがオススメです。無料で見積もりとプロの提案が受けられます。

依頼する業者を選べるので安心

見積・プラン無料、簡単3分入力

当サイトで1番おすすめ！

可能な範囲はDIYで対応する

タイルデッキの設置において、可能な部分をDIYで対応すれば、外構工事の費用を抑えられます。プロの技術が必要な部分は業者に依頼しつつ、自分でできる作業はDIYで、コストを抑えながら理想の庭を作りましょう。簡単な整地や土壌改良、タイルの敷設、植栽や花壇の設置であれば、DIYでも可能です。

DIYで外構工事をする際は、自分の技術レベルを把握し、安全面に注意してください。無理をするとけがをしたり、仕上がりが悪くなったりする可能性があります。

» 外構のDIYで初心者おすすめの作業は？成功のコツ3選をプロが解説

まとめ：後悔しないために、外構工事は計画的に進めよう！

タイルデッキを含む外構工事は、新築の家を計画するうえで重要な要素です。適切な外構工事により、家の見栄えが良くなり、プライバシーや防犯対策も向上します。最低限の外構工事として、駐車場やアプローチの整備、フェンスの設置、ポストや表札の取り付けなどが必要です。

複数の業者から見積もりを取り、比較検討しましょう。可能な範囲をDIYで対応すると、費用を節約できます。外構工事は、家の完成度を高める大切な要素です。予算と相談しながら、自分に合った外構計画を立てましょう。