- タイルデッキは何に気をつけて計画したらいいんだろう?
- タイルが割れたり水たまりができるのは避けたい…
- 注意するべきポイントを事前に知りたいな!
エクステリアの中でもおしゃれ度が高く、人気アイテムのタイルデッキ(タイルテラスともいいます)。
外構の営業をしている中で相談されることも多く、需要は年々高まっています。
しかし、注意点を知らずに作ってしまうと、使いづらいタイルデッキになり後悔する可能性が高いです。

私が外構営業を10年経験する中で、しっかり計画せずに作られたタイルデッキで全く使われていないものもいくつかありました。
そこで、本記事ではタイルデッキの注意点と失敗しない方法を解説します。
この記事を読めば気をつけるべきポイントが事前にわかり、タイルデッキ作りで失敗せずにすみます。
タイルデッキ工事はハウスメーカー提携業社ではなく外構専門店に見積を取ることが重要です。
複数社を回り相見積を取るのは大変なので「一括見積サイト」がおすすめ。優良業者に無料で見積依頼ができます。
どの一括見積サイトがいいか迷う方はタウンライフ外構を選びましょう。品質が高く実績のある優良業社を紹介してもらえます。
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タイルデッキの注意点8選

タイルデッキとは、タイルで作られた屋外のデッキやパティオのことをさします。
耐久性、抗菌性、防汚性などの特長があり、建築やインテリアデザインに広く使われています。
タイルデッキを計画する際には注意点があるので、以下にまとめました。

事前にチェックしておけば失敗を防ぐことができます。
注意点1:基礎が悪いと割れの原因になる
タイルデッキの最も重要な点は基礎工事です。
基礎が悪いとタイルの割れ、タイルデッキ全体の沈みの原因になるので、基礎工事は念入りに施工する必要があります。
タイルデッキの基礎工事では、不陸調整(土台を平らに整えること)が重要です。
土台が歪んでいると、タイルデッキが歪んだり、破損したりする可能性があります。
採石を敷いて転圧(プレートという機械で締め固めること)をすることで、平坦な沈みにくい土台ができます。

粘土質など地盤がゆるい現場では、土にセメントを混ぜて地盤改良が必要な場合もあります
注意点2:排水経路がないと水溜りの原因になる
タイルデッキはタイルとモルタルで固めるので、水がほとんど浸透せずに表面を流れます。
排水経路を適切に設けないと、タイルデッキ上や庭に水たまりができてしまいます。
対策としては次の3点を全て実践するといいでしょう。
1.タイルデッキに水が一定の方向に流れるよう勾配をつけます。
具体的には1.5〜2%程度の勾配を、建物から庭方向に設定することで、雨水が適切に流れるようになります。

例えば奥行き2mなら3〜4cmの勾配をつければ、体感的には気づかない程度の適切な勾配となります。
2.排水用の溝をタイルデッキの外周に設けることで、排水方向をコントロールすることができます。
3.雨水桝に集水される方向に庭の土にも勾配をつけます。庭の土に勾配があることで、タイルデッキ表面から流れた水が庭に溜まらないようになります。

水たまりができると土が沈む原因となるので、庭が広い場合は特に雨水枡への勾配は重要です。
注意点3:タイルが大きすぎるとバランスが悪くなる
タイルは30cm x 30cmが一般的ですが、60cm x 30cmや60cm x 60cmの大判タイルも人気です。
60cm角の大判タイルは高級感がありますが、狭い面積のタイルデッキだと数枚しか使わないためバランスが悪くなります。

600角のタイルを使うときは最低でも6枚以上使える場合(1.2m x 1.8m以上)で選択しましょう
注意点4:タイルは濡れると滑りやすい
タイルは濡れると滑りやすく、表面が硬いため転倒すると危険です。
雨の直後はタイル表面に水分が残っていることがあるため、プールサイドのような滑りやすい状態になります。

タイルを選ぶときは必ず屋外床用を選びましょう
屋外床用には、通常のものと、粗目(表面がざらざらしているもの)、滑り止め用の3種類があります。
心配な方は安全性の高い粗目を使い、階段や外周部分には滑り止め用を使用するといいでしょう。
注意点5:タイルの色はデザインと使いやすさ両方で選ぶ
タイルの色は以下の点を意識して選ぶといいでしょう。
- 建物や周辺環境との調和を意識したデザインで選ぶ
- 使いやすさ重視で選ぶ
- 長期的な耐久性の高さで選ぶ
- 好みの色で選ぶ
- 建物や周辺環境との調和を意識したデザインで選ぶ
タイルデッキの色については、建物や周りの環境と調和することが重要です。
建物や周辺環境との調和を意識したデザインで選ぶ
建物の色やデザインに合わせたタイルを選ぶことで、建物全体のバランスが良く、美しい印象を与えることができます。
建物の色やデザインに合わせたタイルを選ぶことで、建物全体のバランスが良く、美しい印象を与えることができます。

建物がモダン系のモノトーンなら白や黒、ナチュラル系の自然な色ならベージュ系やブラウン系が調和します。
また、周りの環境や自然に合わせた色を選ぶことで、自然と調和し、美しい景観を楽しむことができます。
使いやすさ重視で選ぶ
黒系のタイルは熱くなりやすく、白系のタイルは照り返しが強く眩しいので注意が必要です。
タイルデッキを使用する場所によっては、耐久性や清掃のしやすさを考慮して、暗い色を選ぶことも有効です。
長期的な耐久性の高さで選ぶ
タイルデッキの色は、時間の経過とともに色落ちを起こし、変色する可能性があります。
そのため、長期的に使用する場合は、耐久性や色落ちに対する耐性の高い色を選ぶことを検討することが望ましいです。
好みの色で選ぶ
タイルデッキは日常的に目にする外部空間ですので、気分や雰囲気を良くするためにも、自分の好きな色のタイルを選ぶことも大切です。
注意点6:タイルデッキは段差解消に階段や段床が必要
タイルデッキは、建物の床に近い高さで作るため、庭の地面と40cm〜60cm程度の段差ができます。
タイルデッキから地面に降りるときに、何も設置していないと段差がつきすぎるので危険です。

安全に昇降するために1、2段の階段やローデッキ(段床)が必要です。
注意点7:タイルデッキは施工に時間がかかる
タイルデッキは工程が多く、施工に時間がかかります。
モルタルが硬化するまでの時間が必要なため、数日間に渡って工事を行います。
以下の工程が必要なため、小さなタイルデッキでも最低で3日は必要です。
- 基礎ブロック工事
- 下地採石、モルタル工事
- タイル貼り工事
- タイル目地工事
タイルや目地が固まるまでは乗ったり物を載せたりできません。
建物に住みながらタイルデッキ工事を行う場合は、余裕を持った工程を組みましょう。
工事期間中は周囲に入ると危険なので、完成するまでは庭を使えないこともあるので注意しましょう。
注意点8:タイルデッキは目地が経年劣化する
タイルは非常に耐久性が高く、40年経過しても耐久力がほとんど落ちません。
しかし、タイルデッキにはタイルとタイルの間に目地があり、目地はモルタルで出来ているため経年劣化でひび割れが生じることがあります。
目地の割れが進行すると、タイルの剥がれを引き起こすため、注意が必要です。

目地の劣化が目立つようになってきたら外構業者に相談しましょう
タイルデッキ作りを失敗しない方法

先ほど紹介した注意点を事前にチェックし、優良な外構業者に適正価格で依頼すれば、タイルデッキ作りを失敗することはありません。
優良な外構業者を探す方法は、次の2点がオススメです。
- 近くの外構業者で評判の良いところを回って見積もり比較する
- 外構見積もり一括比較サイトで口コミを見ながら価格比較する
1の「近くの外構業者で評判の良いところを回って見積もり比較する」方法が最も金額が抑えられます。
知人や親族で外構工事をしたことがある方に聞いて、評判がいい業者がいれば一度相談するといいでしょう。
1件1件外構業者に問い合わせて、見積もりを比較する時間や手間をかけたくないという方は、2の外構業者の一括見積もりサイトが便利です。

オンラインで近くの外構業者に一括で見積もり依頼ができるので、手間がかかりません。

本サイトでは、後悔しないタイルデッキの選び方について詳しく解説しています。
外構のプロが教える正しいタイルデッキ作りを知りたい方はぜひご覧ください。
