外構がしょぼいと感じたら？プロがあか抜け術5選を徹底解説

• 新築なのに外構だけなんだかパッとしない…
• 予算をケチった外構、ちょっと後悔してる
• 見た目がしょぼくて、帰るたびに気になる

外構は家の“顔”とも言える存在。しかし後回しにしたり、最低限で済ませたりすると、完成後に違和感や後悔が残るケースが非常に多いです。

この記事では業界歴10年以上の外構エクステリア専門家キースタイルが、「しょぼく見える」原因から、センス良く見せる具体的な改善ポイント、そして限られた予算でも後悔しない外構にするためのコツまで、実例を交えて解説します。

本記事を読めば、しょぼい外構の理由とどうすればあか抜けた印象に変えられるのかがわかります。

外構は少しの工夫で“しょぼさ”を解消できます。今の外構を素敵に変えたい方は、ぜひ最後までお読み下さい！

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外構がしょぼいと感じる理由6選

外構がしょぼく感じられる原因を、以下に挙げます。

予算不足で最低限の外構だから

予算が限られると最低限の外構になり、物足りなさを感じることがあります。予算を抑えた外構の特徴は、以下のとおりです。

見た目の物足りなさを感じやすいのはこのためです。しかし、DIYを取り入れたり、将来の拡張を見越した計画を立てたりすることで、少しずつ改善していくことは可能です。

» 外構工事とは？基本知識や失敗しないポイントをプロが徹底解説

植栽が少ないから

緑が不足すると無機質で平坦な印象になり、季節の変化や立体感が生まれにくくなります。華やかさが欠け、単調な景観になりやすい点も課題です。以下の機能面での問題も発生します。

緑を効果的に取り入れて、外構の印象を改善しましょう。

雑草が多いから

手入れされず雑草が生い茂っていると、どんなにお金をかけた外構でも台無しです。

• 美観: だらしなく、荒れた印象を与える。
• 影響: 植栽の成長を妨げ、害虫発生の原因にもなる。
• 印象: 家全体の価値まで低く見えてしまうことも。

適切な雑草対策を行い、家全体の印象を向上させましょう。

統一感のないデザインだから

建物本体（外壁、屋根、ドアなど）と外構（フェンス、門扉、アプローチ、駐車場など）の色や素材、デザインテイストがバラバラだと、ちぐはぐでまとまりのない印象になります。

以下のものがあげられます。

• モダンな家に、カントリー調のフェンス。
• 外壁は白なのに、アプローチは派手な色のレンガ。
• ポストや照明のデザインがバラバラ。

建物と外構のテイストを合わせるだけで、ぐっと洗練された雰囲気になります。

生活感が丸出しだから

日常の痕跡が外から見えると、家全体の印象が崩れます。生活感が出る要素は以下のとおりです。

生活感が目立つと統一感が損なわれ、外観が整っても印象が悪くなります。洗濯物や日用品が見えるとプライバシーの確保も難しくなるため、生活感を抑える工夫が必要です。

新築時に外構が間に合わなかったから

「入居日までに外構が完成しなかった」「業者が決まらなかった」…そんな声も多く聞きます。土がむき出し、あるいは砂利を敷いただけの状態では、どうしても「未完成」な印象を与え、しょぼく見えてしまいます。

対処法は以下の通りです。

• 一時的な対応: ひとまず安価な砂利や砕石を敷いて、見た目を整える。
• じっくり計画: 住みながら、本当に必要なものや好みのデザインを考える。
• タイミング: 焦って業者を決めるより、信頼できる業者に納得いくまで相談する。季節のセール時期を狙うのも◎。

急いで妥協して施工するより、優良業者にじっくり依頼した方が満足度の高い外構が実現します。

脱・しょぼい外構！具体的なあか抜け術5選

しょぼい外構を改善するには、以下の方法が効果的です。

予算を見直す

適切な予算設定と工夫次第で、満足のいく外構を実現できます。対策として、以下の方法が考えられます。

不要な部分を削り、メリハリをつけることで、予算内で効果的な外構を実現できます。将来的な増設や変更を考慮し、セール時期や閑散期に工事を依頼するとコスト削減が可能です。

植栽を増やす

緑を取り入れると、外構の印象が大きく変わり、空間に立体感や彩りが生まれます。多様な植物を組み合わせて立体感を出し、常緑樹と落葉樹をバランスよく配置するのが有効です。

• シンボルツリーを設置すると、目を引くポイントになります。
• 低木や地被植物でボリュームを出す
• 常緑樹と落葉樹をバランス良く配置
• 季節の花を植えて彩りをプラス
• 壁面緑化や鉢植えで立体感を演出
• シンボルツリー: 1本あるだけで家の顔になる
• 低木・下草: 地面を覆い、ボリューム感を出す
• バランス: 常緑樹（一年中緑）と落葉樹（季節感）を組み合わせる
• 彩り: 季節の花を植えられる花壇やプランターを設置
• 立体感: 高木と中木を組み合わせると立体感を演出できる

防草シートや砂利を活用する

防草シートや砂利を活用すると、雑草対策と庭のデザイン性向上を同時に実現できます。防草シートを敷き、雑草の発生を抑えましょう。砂利には以下のメリットがあります。

砂利の種類や色を選べば、庭の雰囲気を変えられます。白い砂利は明るく、黒い砂利は落ち着いた雰囲気になります。粒の大きさを適切に選んで、歩きやすさも確保しましょう。

砂利と植栽を組み合わせれば自然な雰囲気を演出できます。防草シートや砂利の施工はDIYでも十分にチャレンジできます。

以下の1m幅 x 30m、130g/㎡の防草シートであれば、一般家庭でも使いやすいです。

絶対に生えて欲しくないという方は、以下の防草シートがおすすめです。

デザインに統一感を持たせる

テーマやコンセプトを決め、色調や素材をそろえ、建物と調和させるのが重要です。フェンスや舗装材、植栽の種類や配置に一貫性を持たせると、統一感が生まれます。

• 色: 建物（外壁、屋根、サッシ）と外構の色味を合わせる（同系色、アクセント色）
• 素材: 建物に使われている素材（木、タイル、石など）を外構に取り入れる
• テイスト: 建物のスタイル（モダン、和風、洋風など）と外構デザインを合わせる
• アイテム: フェンス、門扉、アプローチ、ポスト、照明のデザインを揃える

フェンスやカバーで目隠しする

生活感を隠し、プライバシーを守るための工夫は以下の通りです。

• フェンス: 最も一般的。デザインや高さ、素材が豊富。
• 目隠しパネル: 部分的な目隠しに便利。
• 生垣: 自然な雰囲気で目隠し。常緑樹がおすすめ。
• ラティス＋植物: 植物を這わせておしゃれに目隠し。
• 物置・ストッカー: 収納と目隠しを兼ねる。
• 室外機カバー: 無機質な室外機をおしゃれに隠す。

おしゃれなストッカーなら以下の商品がおすすめ。

センスのいい外構デザインのポイント6選！プロが教える魅力のコツ

高級感のある外構を実現する方法

高級感のある外構を実現するために、以下の方法が効果的です。

タイルや天然石を使う

タイルや天然石を使うと、高級感と耐久性を兼ね備えた外構を実現できます。玄関アプローチや駐車場に敷けば上質な仕上がりになり、テラスやデッキに使うと自然な風合いが生まれます。タイルや天然石には種類が多く、用途に合わせた選択が重要です。

大判タイルは重厚感を演出し、モザイクタイルはアクセントになり、色や模様を統一すると調和が生まれます。

タイルや天然石の活用で、見栄えと耐久性が向上し、費用対効果が得られます。

夜間の照明を工夫する

照明は、夜の外構をドラマチックに演出し、高級感を高める重要な要素です。

• アップライト: 植栽や壁を下から照らし、陰影で立体感を出す。
• 間接照明: 柔らかい光で落ち着いた雰囲気を演出。
• フットライト（足元灯）: アプローチや階段の動線を安全に照らす。
• ガーデンライト: 庭全体をバランスよく照らす。

省エネとコスト削減のためにLED電球を使用し、タイマー式やセンサー式の照明を活用すると効率的です。色温度を調整して落ち着いた雰囲気をつくると、高級感が引き立ちます。

外構と建物のデザインを調和させる

外構と建物のデザインを調和させると、高級感のある外構を実現可能です。統一感のある外観は住宅の価値を高め、美しい街並みにも貢献します。外構と建物を調和させる方法は、以下のとおりです。

モダンな建物には直線的でシンプルな外構、和風の建物には自然素材を活かした庭園風の外構が調和します。外壁に木材を使っている場合、外構にも同じ素材を取り入れると統一感が生まれます。建物と外構の色彩を調和させると落ち着いた印象になり、高級感のある住まいを実現可能です。

自分の好みや生活スタイルに合ったデザインを選び、快適な空間を作りましょう。

プロ直伝：しょぼい外構をあか抜けさせるアイテム

家の外構がなんだか物足りない、地味に見える…。そんなお悩みを解消するために、外構エクステリア専門家キースタイル厳選したアイテムをご紹介します。簡単に取り入れられて、外構の印象を一新できるおすすめアイテムばかりです。

ガーデンライト：タカショー｜アップライト

タカショーのアップライトは、庭やエントランスをぐっとおしゃれに見せてくれる照明アイテムです。夜間にライトアップすることで、植物や外壁に美しい陰影を作り出します。LED仕様で省エネにも優れており、温かみのある光で家の表情を引き立てます。

• ポイント：植栽の根元や壁面を照らすと、立体感のある外構演出が可能。
• おすすめの設置場所：シンボルツリーや玄関アプローチ、花壇の周囲。

ポット：ネーデル

ネーデルのポットは、シンプルながらも洗練されたデザインが特徴です。大小さまざまなサイズやカラーが揃っているため、外構のテイストに合わせて選べます。植栽を引き立てるだけでなく、外構のアクセントとしても効果的です。

• ポイント：陶器やファイバー製など、素材感で印象を変えられます。
• おすすめの活用法：玄関前やテラスに置いて、季節の花や観葉植物を楽しむ。

目隠しフェンス：リクシル　フェンスAB YS3型

リクシルのフェンスAB YS3型は、シンプルでモダンなデザインが特徴の目隠しフェンスです。プライバシーを確保しながらも、1cm程度の細い隙間があるので圧迫感を与えない絶妙なバランスで外構をおしゃれに仕上げます。カラーや高さも豊富で、周囲の景観に合わせてカスタマイズできます。

• ポイント：通風性を確保しつつ、外からの視線をしっかり遮断。
• おすすめの活用法：庭の境界やリビング前の目隠しに設置。

人工芝：メモリーターフ28mm丈

リアルな質感と柔らかな踏み心地が特徴のメモリーターフ28mm丈は、お手入れの手間を軽減しつつ、青々とした芝生のような空間を演出できます。四季を通じて美しい緑を保てるため、ナチュラルで開放的な外構に仕上がります。

• ポイント：耐久性が高く、ペットや子どもがいる家庭にも最適。
• おすすめの活用法：庭全体や部分的なスペースに敷いて、癒しの空間を作る。

これらのアイテムを取り入れることで、しょぼく見えていた外構があか抜けた印象に生まれ変わります。自分らしい外構デザインを楽しみながら、理想の住まいを完成させましょう。

外構工事を成功させるためのポイント

外構工事を成功させるためには、以下のポイントが重要です。

専門家に相談しプロの意見を取り入れる

外構工事を満足のいく仕上がりにするには、専門家の意見が欠かせません。プロの知識を活用すると、機能的で魅力的な外構を実現しやすくなります。

• 最新のトレンドや素材の情報が得られる。
• 予算内で実現可能なプランを提案してもらえる。
• 耐久性や安全性、メンテナンス性についてアドバイスがもらえる。
• 自分では気づかなかったアイデアや注意点を教えてもらえる。

専門家の実践的なアイデアを取り入れると、完成度の高い外構が実現できます。

施工事例を参考にデザインを選ぶ

イメージを具体化するために、たくさんの施工事例を見ることが大切です。自分の好みや要望を明確にするのが大切です。施工業者の技術力や実績を知る手がかりにもなり、業者選びの参考にもなります。

• 好みのスタイルやデザインが見つかる。
• 自宅の雰囲気や敷地に合ったアイデアが見つかる。
• 素材の質感や色味をリアルに確認できる。
• 業者のデザイン力や技術力を判断する材料になる。

Webサイトやカタログ、SNSなどで情報収集しましょう。

複数の業者から見積もりを取る

必ず複数の業者（できれば3社以上）に見積もりを依頼し、比較検討しましょう。

• 適正価格を知ることができる。
• 提案内容（デザイン、使う素材、工事範囲）を比較できる。
• 業者の対応（丁寧さ、説明の分かりやすさ）を確認できる。
• 保証やアフターサービスの内容を比較できる。

現場調査を依頼し、正確な見積もりを取得するのも重要です。契約前に仕様や工期を確認し、保証やアフターサービスの有無をチェックしましょう。

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機能的なデザインを心がける

見た目のおしゃれさだけでなく、使いやすさや安全性、メンテナンスのしやすさも考慮したデザインにしましょう。

• 動線: 玄関から駐車場、庭へのスムーズな移動
• 収納: 自転車、物置、ゴミ箱の置き場所を確保
• 排水: 雨水がたまらないように勾配をつける
• メンテナンス: 掃除しやすい素材選び、雑草対策
• 防犯: 死角を減らす、センサーライトを設置する

日々の暮らしやすさにつながる、機能的な外構を目指しましょう。

まとめ：外構のしょぼさは工夫と知恵で卒業できる

外構にお金をかけられない、時間が足りなかった…。そんな状況でも、あきらめる必要はありません。

• ポイントを絞ってDIYで整える
• 住んでからゆっくり計画する
• 植栽や照明など、小さな工夫で印象を変える

まずはできることから一歩ずつ、手を加えてみましょう。外構は「後から整える」が十分可能です。工夫しながら、あなたの家にぴったりの外構をつくっていきましょう！