- 庭にタイルデッキをつけたいんだけど失敗したくない…
- タイルデッキとウッドデッキとの違いは?どっちがいいの?
- 絶対に後悔したくないから正しい選び方を教えて!
リビングと庭の一体的な空間を演出するタイルデッキ(タイルテラスともいう)。
種類や大きさ、業者選びなど決めることが多く、よく調べてから計画しないと失敗してしまいます。
私は外構業界で10年以上働く中で、よくわからず業者にいわれるままタイルデッキを作り、後悔してしまったお客様を何人も見てきました。

タイルデッキは、後悔しないように正しい情報をしっかり調べてから作りましょう。
そこで本記事では、メリット・デメリット、正しい選び方、費用相場や安く購入するコツまで疑問をすべて解消する「後悔しないタイルデッキの失敗対策」を解説します。
この記事を読めば、初心者が事前に知りたいタイルデッキのポイントが理解でき、迷わずに満足度の高いタイルデッキを購入うすることができます。
私が10年かけて培ってきたノウハウや経験を凝縮しました。タイルデッキで後悔したくない人はぜひ最後まで読んで下さい。
タイルデッキ工事は知り合いの業者やハウスメーカーだけでなく、外構専門店に相見積を取ることが重要です。
・ハウスメーカーによる中間手数料が発生しないので費用が抑えられる
・外構専門店ならではの強みを活かした仕入れルートで大幅値引きできる
・相見積もりを取ることで優れた業者、相性の良い業者が見つかる
複数の業者を回って相見積を取るのは労力がかかるので、「一括見積もりサイト」がおすすめです。
厳正な審査をクリアした優良な外構専門店をオンラインで簡単に一括で紹介してもらえます。
>> おすすめの外構一括見積もりサイト比較
後悔しないタイルデッキの失敗対策|正しい選び方5ステップ

タイルデッキで失敗する方で最も多いのが、正しい選び方を知らずになんとなく購入してしまうケースです。
事前に選び方を知っておけば、「こんな選択肢もあったのか!」と後悔することなく外構業者にスムーズに希望を伝えることができます。

特にウッドデッキも検討すれば良かったという方や、タイルデッキの大きさで後悔する方が多いです
正しい選び方は以下の5ステップです。

ステップに沿って決めていけば、理想のタイルデッキにたどり着けますよ!
ステップ1:タイルデッキとウッドデッキのどちらかを選ぶ
タイルデッキと同じ用途で使える商品としてウッドデッキがあり、どちらも人気です。
「ウッドデッキにすれば良かった」と後悔しないように、それぞれのメリット・デメリットを把握しておきましょう。
>> タイルデッキとウッドデッキのメリット・デメリットや費用の比較記事はこちら
ステップ2:タイルデッキの種類を選ぶ
タイルデッキにはブロック基礎構造と、アルミ基礎構造の2種類があります。
アルミ基礎構造は比較的新しい手法で、LIXIL(リクシル)が販売しているリクシルタイルデッキというセット商品です。

本記事では人気の高い、ブロックで作るタイプのタイルデッキについて解説していきます。
リクシルのタイルデッキの費用やメリット・デメリットについて知りたい方は以下の記事を参考にして下さい。
>> リクシルタイルデッキの費用・メリットデメリットを徹底解説
ステップ3:タイルデッキの大きさを決める
タイルデッキはそれぞれのお家に合わせてオーダーメイドで作るため、 大きさは自由に決めることができます。
自由度が高いからこそ迷う方が多く、大きさ選びに失敗したと後悔する方もいます。
タイルデッキの大きさを決めるときには、決めるときのポイントがあるので知っておきましょう。
バーベキューにオススメのタイルデッキの大きさ

家族や友人とのバーベキューを楽しむためのタイルデッキの大きさは、少なくとも間口3.6m x 奥行2.4mの8.4m2以上がオススメです。
- 4〜6人でのバーベキューなら間口3.6m x 奥行2.4mの8.6m2
- 7〜8人でのバーベキューなら間口4.5m x 奥行2.4mの10.8m2
間口3.6m x 奥行2.4mのサイズがあればBBQグリルやテーブル、椅子を配置するスペースや自由に移動できる通路も確保できます。

後で増設するのは割高なので、使い勝手が広がるため予算の許す限り広ければ広いほどオススメです。
子供のプールにオススメのタイルデッキの大きさ

子供がプールを楽しむためのタイルデッキの大きさは、少なくとも間口2.1m x 奥行2.1mの4.4m2以上がオススメです。
子供用プールは直径70cm〜90cmが一般的で、プールの周囲に大人が歩ける通路幅60cm以上があれば安心です。
- 2人用の小さな子供用プール(直径70cm〜90cm)なら間口2.1m x 奥行2.1mの4.4m2
- ファミリープール(幅190cm x 奥行き130cm)なら間口3.3m x 奥行2.7mの8.9m2
ステップ4:タイルのサイズを決める

タイルのサイズはいくつか種類があり、タイルを貼ったときサイズにより大きく見た目が変わります。
よく使われるタイルのサイズは以下の通りです。
- 600角(60cm × 60cm)
- 300角(30cm × 30cm)
- 600 × 300(60cm × 30cm)
- 600 × 150(60cm × 15cm)
タイルのサイズが違うと目地の入り方が異なり、全く違うデザインとなります。
実際の施工写真で比較して、自分が気に入ったタイルサイズを選びましょう。
>> タイルデッキのサイズは600角か300角どっちがいい?詳細記事は近日公開
ステップ5:タイルデッキのデザインを決める
ここまで決まれば、あとはデザインを決めるだけです。
タイルの色やデザインが変わると、大きく印象が異なります。
以下の点を検討しましょう。
- タイルの色
- タイルのデザイン:大理石調、木調、テラコッタ調など
- タイルの貼り方:通し目地(いも目地)、破れ目地(馬踏み目地)、四半目地
- 階段の有無
- 照明
タイルの施工写真を見ながらイメージを掴みたい方は以下の記事が参考になります。
>> おしゃれなタイルデッキのデザイン集の記事はこちら

タイルデッキのメリット・デメリット

タイルデッキにはメリットとデメリットがあるため、わかりやすく一覧でまとめました。
事前に確認しておくことで、しっかりと納得してから作ることができます。
タイルデッキのメリット
- 隙間がないので物が落ちない:建物との隙間がないため物が落ちる心配はありません
- タイルの種類が豊富でデザインや色の選択肢が多い:数百種類の色や質感、サイズも様々です
- 耐久性が高く経年劣化が少ない:40年以上の耐久力があります
- リビングと一体的な空間で使える:リビングが広がったような空間になり家と庭がつながります
- バーベキュー・洗濯物干しなど多用途に使える:カフェ・子供のプールや日光浴など使い方は様々
- 掃除がしやすくメンテナンスフリー:水とブラシでこすれば汚れは簡単に落ちてお手入れいらずです
タイルデッキのデメリット
- 夏に表面が熱くなる:表面温度は30度〜40度にもなります
- タイルデッキ表面が硬い:コンクリートとタイルで作るので表面は硬く転ぶと痛いです。
- タイル表面が濡れると滑りやすい:粗目のタイルを選ぶと滑りにくくなります
- 照り返しが眩しい:白系のタイルは日光を反射しリビングにいると眩しく感じます
より詳細な内容を知りたい方は以下の記事を参考にして下さい。

タイルデッキの費用と後悔しない見積比較の方法

タイルデッキは、外構のアイテムの中でもかなり高価な部類なので、よく検討が必要です。
前もって費用の相場・平均を把握しておけば、価格感をつかめるので、エクステリアの予算をしっかり計画できます。
タイルデッキの相場・平均価格は20万〜60万円
使うタイルや種類、大きさにより異なりますが、タイルデッキの相場・平均価格は20万〜60万で作られる方が一般的です。
平米価格だと1.6万円/m2〜8.2万円/m2となり、かなり幅があります。
価格帯に幅がある理由としては以下の3つです。
- 建物の裏の庭に作る場合は人の手で材料を運ぶため運搬費がかかる
- タイル自体の価格が5,000円/m2〜30,000円/m2と幅がある
- 基礎造り〜下地造り〜タイル貼り〜目地込みと工程が多く、工事が数日間必要なので、小面積だと割高になる
タイルデッキには、ブロックで作るタイプととアルミフレームで作るリクシルのタイルデッキの2パターンあります。比較表は以下の通りです。
タイルデッキの種類 | ![]() ブロックのタイルデッキ | ![]() LIXILのタイルデッキ |
フレーム構造 | コンクリートブロック | アルミフレーム |
費用の平均相場 | 20万〜60万円 | 58万〜76万円 |
平米価格の相場 | 1.6万/m2〜6.1万円/m2 | 6.2万/m2〜8.2万円/m2 |
面積の平均値 | 16m2 | 9m2 |
タイルデッキの費用の詳細について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい。
>> タイルデッキの費用や相場を徹底解説!価格を安くする方法の記事はこちら

タイルデッキの見積もりを簡単に比較する方法
タイルデッキは、以下の3つ方法で見積もり依頼することができます。
- 外構一括見積もりサイトに依頼:一括で見積もりとプランを無料で比較できるのでオススメ。比較サイト内で競争が働くので価格も抑えられる
- 家の近くの外構(エクステリア)専門店に依頼:信頼できる外構業者を探す必要がある。ぼったくられないように複数社に相見積もりを取るのが良い
- ハウスメーカー、工務店に依頼:手数料が上乗せされ高くなるのでオススメしない

信頼できる業者を見つけられそうなら、②の家の近くの外構業者へ依頼するとよいでしょう。
知識がなく不安な方は、①の外構一括見積もりサイトでまずは無料見積もりを取ることをオススメします。
外構一括見積もりサイトを利用するメリットは以下の通りです。
- 家にいながら数分で複数社にネットで見積もり依頼ができる
- タイルデッキの施工経験の多い信頼出来る外構会社のみが在籍しているので、安心して依頼できる
- 複数の外構業者の競争になるので価格が抑えられて、一括で比較できる
無料なら一度見積もり依頼をしてみたいという方は、以下の記事を参考にして下さい。
>> おすすめの外構一括見積もりサイト徹底比較の記事はこちら

後悔・失敗談から学ぶタイルデッキの注意点

まずはタイルデッキの後悔・失敗談をまとめて紹介します。
事前に失敗例を学んでおけば、満足のいくタイルデッキが完成する可能性がぐっと上がります。

先輩たちが後悔したエピソードを聞いて、失敗しないように気をつけましょう
タイルデッキの後悔・失敗談
タイルデッキの後悔・失敗談は以下の通りです。
形・大きさ、機能の後悔・失敗談
- タイルデッキを低く作りすぎた
- タイルデッキの大きさが小さかった
- テラス屋根や階段をつければよかった
- グレーチングをつければよかった

種類、使い方の後悔・失敗談
- ウッドデッキの方がよかった
- LIXIL(リクシル)のアルミタイプのタイルデッキにすれば良かった
- そもそもタイルデッキがいらなかった
見積もり、保証の後悔・失敗談

- 費用が高額なので見積比較すればよかった
- 保証期間が短かった
>> タイルデッキの費用や相場を徹底解説!価格を安くする方法の記事はこちら

施工不良の後悔・失敗談
- タイルが剥がれてしまった
- タイルデッキの傾斜がきつかった
- 水たまりができてしまった
後悔・失敗談について詳細は別記事で詳しくまとめているので、ぜひご覧ください。
>> 後悔・失敗談から学ぶタイルデッキの成功法則は近日公開
タイルデッキの注意点

タイルデッキには知っておいてほしい注意点があります。
タイルの性質によるものなので、事前に知っておくことで、「こんなはずでは」と後悔することを防ぐことができます。
具体的な注意点は以下の8つです。
- 基礎が悪いと割れの原因になる
- 排水経路がないと水溜りの原因になる
- タイルが大きすぎるとバランスが悪くなる
- 濡れると滑りやすいので雨の日のタイルデッキは危ない
- タイルの色はデザインと使いやすさ両方で選ぶ
- タイルデッキは段差解消に階段や段床が必要
- タイルデッキは施工に時間がかかる
- タイルデッキは目地が経年劣化する
>> タイルデッキの注意点8選と失敗しない方法の記事はこちら
よくある質問Q&A
タイルデッキに関してお客様からよく聞かれる質問をまとめました。
タイルデッキとウッドデッキはどちらが安いの?
A:現場の状況にもよりますが、多くの場合ウッドデッキの方が安いです。
熱くならないタイルデッキはある?
A:全く熱くならないタイルはありませんが、白系のタイルを選ぶと温度上昇を抑えやすいです。逆に、黒系のタイルは熱がこもりやすく夏場は高温になるため注意が必要です。
タイルデッキにシロアリが侵入するって本当?
A:本当です。きちんと計画して作らないとシロアリが侵入しやすい状況となってしまいます。建物基礎とタイルデッキの間にグレーチングを設置するか、基礎より少し低い高さでタイルデッキを作れば問題ありません。
まとめ|タイルデッキ選びを後悔しないようしっかり検討しよう
本記事の内容をまとめると、タイルデッキ選び方5ステップは以下の通りです。
タイルデッキの費用・相場は20万〜60万円で、平米価格は16,000円/m2〜80,000円/m2です。
タイルデッキの見積もりを簡単に比較するのにオススメは、一括見積もり比較サイトで依頼する方法です。

しっかり比較して見積もりを取れば、10万以上金額を安くすることが十分可能です。
高品質な工事で優良な地元の外構業者を探すことが大切です。
>> おすすめの外構一括見積もりサイトの記事はこちら
本記事が、みなさんの理想のタイルデッキ探しに役立てば幸いです。